具体と抽象の反復横跳び

こんにちは。

最近はまっていることがあります。ものごとを抽象化と具体化と分けて考えることです。抽象化というとマイナスなイメージがあります。「言ってることが抽象化しすぎてわからないよ」かみさんの場合は、具体的すぎるが、主語が入っていないので何言っているときが分からないときがありますが。。。結論から言えば、抽象化して物事を考えて、発言をしていくと人生が変わります。抽象化とは、「言語化、図解する、自由度を上げる、次元を増やす」理想的な使い方は、抽象化と具体化の反復運動です。本でいえば、抽象化過ぎると哲学になります。まったく実例がなく、先が見えてきません。一方具体的すぎる法律の実用書は、超具体的に法律の説明しているが、抽象化の概念が入っていないとイメージがわからない。ビジネス書コーナーに行けば、実用書になるのだが、タイトルは、抽象化された表現になるケースが多い。具体的過ぎると、自由度は少なくなる。つまり、読まれる、買われる可能性が低くなる。今まで2冊本を出させて頂いたが、少し具体化しすぎたので読者を狭めていることがわかる。

1冊目「相続対策は、東京中古ワンルームと家族信託で考えよう」かなり、ニッチなマーケットだ。収入対策と認知症対策の問題を同時に解決しようと考えている人は世の中には、多くない。少し、タイトルが具体化しすぎた、自由度を低くしたと振り返ると思う。

2冊目は、どうであろう。「親が認知症になる前に知っておきたいお金の話」親が認知症は、具体的かと思うが、お金の問題は、抽象化されている。お金は、因数分解すれば、不動産、現金、証券などもっと具体化できる。80代の親を持つ子供世代が本を手に取ってくれている。

家族信託という表現は、具体化されているのか。抽象化されているのか。「家族」は、具体化しているが、「信託」という言葉は、抽象化されている。なかなかこの業界は奥が深い。

セミナーや、個別の面談ではなるべくわかりやすく伝えるようにするために、意識的に抽象化された表現を使うようにしています。具体的な言葉になると逆に分かりにくくなるのです。よくある法律家が説明すると「委託者は、受託者に財産を託し、管理、運用、処分ができる。」かなり具体的だが逆に分かりづらいかもしれない。

小さい時にお年玉をもらって、一番信頼しているお母さんにお金を預けて管理してもらう方法。お母さんにあげたわけではない。子供は、ほしい時に、使える。悪いヤンキーにカツアゲされる心配はなくなる。

と事象とは違う、比喩表現、抽象化した表現をつかうことによって分かりやすく説明しています。

他にも 信託口口座 → 別の財布

    家族信託 →  劇的に効く新薬

    後見人  → 保護者

などいろいろあります。

最後にクイズです。

懐中電灯、時計、カレンダー、カメラ、音楽、ネット、計算機  すべて具体化された言葉です。

具体化された言葉は、個別、特殊、五感で感じられるなどの特徴があります。

抽象化された表現で一言でいうと?

答えは、あなたが持っていて(おそらく)、毎日手で電車の中でいじっているものです。

抽象化とは、分類してまとめて伝えるのが得意です。いざ具体的に、スマホの機能を考えると凄い。家族信託もそう考えるとまとめてできることが多いので、スマホと同じかもしれない。

今日も頭の中は、抽象と具体の反復横跳びだ。

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