東大教授が認知症

こんにちは。

認知症とお金の問題を解決する専門家の横手です。

先日NHKスペシャルで「認知症の第一人者が認知症になった」が放映されていました。認知症医療の第一人者長谷川和夫さん90歳が一番認知症に詳しい医師だったにもかかわらず、ご自身が認知症になってしまったということです。有名なのは、長谷川式と呼ばれる早期診断の検査指標を開発です。30点満点で9問あります。

1 お歳はいくつですか?

2 私たちがいまいるところはどこですか?

3 100から7を引いてください そこから7を引いてください

4 これから5つの品物を見せます。それを隠しますのでなにがあったか言ってください

(時計、たばこ、ペン、鍵、硬貨)

20点から30点は、異常なし。20点以下ですと「認知症の疑いあり」となります。決して難しい問題ではありません。軽度認知症、認知症の方は、脳が委縮して、判断能力が低下してきます。9つの簡単な問題も難問になってしまうのです。高齢だけではありません。20代、30代の一般成人でも、一升瓶のお酒を飲んで酩酊状態になれば、同じように難問に変わります。

テレビで衝撃を受けたのは、東大教授、そして認知症の専門の医師でも認知症になるという事実です。東京大学卒業生、頭脳明晰だから認知症にならないということはない。

今、医学の進歩のおかげで、ますます人生100歳になる確率が上がっています。100歳になる確率が上がるということは、認知症になるリスクも高まることと同意語です。この番組を見て、自分の両親は、「認知症に絶対ならない」他人事としてとらえるか、自分の両親もなるかもしれないと自分事としてとらえるかによって対策が変わってきます。

私は、3年前までは、親が認知症になるということを他人事、テレビの世界だと思っていました。自分事としてとらえて、3年前に家族信託を父親と契約しました。いざとなれば、自宅を売却して介護費用にあてる。シンプルですが、いざ財産凍結しても、親のお金を親のために使うことができる、自分の家族を守れるのです。今年も認知症の特集はテレビ、雑誌などのメディアで増えていくでしょう。

親が70歳を過ぎていれば、自分事としてとらえてみてはいかがでしょうか。

 

 

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