世界アルツハイマーデー

こんにちは。

9月21日は、世界アルツハイマーの日です。1994年に「国際アルツハイマー病協会」がWHO世界保健機関と共同で制定しました。9月をアルツハイマー月間として、さまざまなイベントを通して、アルツハイマーという認知症の病気を知ってもらうために行っています。コロナ前は、認知症の発症する人は、全世界で3秒に一人の割合でしたが、もしかしたらここ1年で、1秒に一人の可能性もあると危惧しています。私の親戚も含めて、ここ数カ月で入ってくる情報は、「もしかしたら認知症が発症しているかも」「様子が明らかにここ数カ月はおかしい」です。75歳以上の男性の方であれば、まだ元会社の同僚や学生時代の飲み歩いたり、ゴルフや旅行する年代です。このコロナの影響で動きがピタッと止まりました。自宅で自粛していれば、テレビもつける。入ってくる情報は、PCR検査数と陽性になった人の人数や県ごとの発症割合。インフルエンザの時はこんなに数字として表にでてきませんが、コロナは、毎日です。そして、朝昼晩。どうしても目に入り気になってしまう人は意外に多いことに気づきました。時に田舎の人ほど顕著です。

認知症は、数か月の自粛で発症するものではありません。特にアルツハイマーという病気は、長い年月をかけてなんらかの脳に影響を与え続けた結果起こる病気です。特に、睡眠、運動不足、糖尿病などの持病が大きく影響します。その積み重ねに、このコロナの影響でますます、脳にとって重要な睡眠、運動、水分不足が重なると症状が急激に悪化することが考えられます。

花や植物と一緒で、毎日きちんと水を与えないと枯れてしまうことと同じことです。砂漠にいるサボテンのようにちょっとの水分で厳しい自然界で生きていけるものではりません。

これから、全世界的に日本をトップに高齢化が進み認知症の数は増えることはあっても減ることはありません。そこにコロナの影響が1年2年と続いたと思うとぞっとします。きちんと自分の親の認知症対策、つまりきちんと備えをした人と自分の親はぼけないから大丈夫だと放置した人、兄弟や、子供や孫の人生を大きく変えるインパクトがあることはぜひ頭にしっかりと入れて置ていほしいと思います。

1人でも多くの方にこのアルツハイマー月間のタイミングで、この「自分の親がもし認知症になったら」ということに向き合ってほしいと思います。病気からお金の問題。お金から家族の問題へと発展していきます。

今日の写真は、奈良でしょうか。鎌倉でしょうか。もう空の色で分かりますよね。

 

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