今年一番の本

過去最高本が更新される。ここ最近は、一年ごとだ。あと30年生きれば30回更新される計算。

取材 執筆 推敲 書き方の教科書

「嫌わられる勇気」は、100万を超えるベストセラー。今まで編集された本、1100万以上売れている。この本が、発売されてから、本屋で見かける度に、いつかいつかと読もう読まなくてはいけないと思っていた。しかし、本の厚さ、重厚さ、タイトルに腰が引けていたことは、正直に伝えたい。価格は今までの最高金額「イノベーションの作法」の4800円と比較したら3000円と安い。いや、この本が3000円で買えるとは本を読むまで分からなかったが今、はっきり言おう。この本、価格に対しての読者の手に入れた価値が数5倍と高く、激安だ。つまり、1万5千円払う価値がある。とにかく、この本は私にとって価値のある本であることは間違いない。

なぜ価値があると思えたのか。私も一応著者の立場から本なり、コラムなり、書く場面が、年を重ねるごとに増えていった。長男の宿題をさせるのに、毎回置き手紙に書く内容も、考えて書く。どうしたら、小学校から家に帰り、私の置き手紙を読んで、気持ちよく宿題をやってくれるのか。家に帰って宿題がやっていないとき、お菓子のアルフォート(チョコとビスケットのバランスが絶妙)やアイスのジャンボ(バニラとチョコの配合が絶妙)が散乱しているときの絶望感は、一回だけではない。家に誰もいなくて、長男も頑張っているのだ。話を戻そう。自分にとって、何に刺激を受けたのか。いくつか紹介したい。

論理とは。

論と理。論は、自分の主張である。これだけでは論理的ではない。ただの意見。感想だ。しかし、理を加えるつまり、客観的な事実データを示すことで主張に客観的事実が加わり、論理的になる。言葉を因数分解して、より生き生きとした表現で伝えるてくれる。このすっきり感が、この本の魅力。いや私にとっての魅力。読者は、みな同じこと考えるのでは。たった3000円でここまでの書き方の「型」を教えてくれるには安すぎる。論理という表現だけでもこれだけ語れるのに、他にも本を書くときの構成力に「昔ながらの百貨店」を参考にする?一階の化粧品から6階のレストランまで、百貨店にも意味があり、本を書く時にもこの百貨店をイメージするとわかりやすいと著者は、いう。構成力を鍛えるには、「絵本思考」がいいという。絵本から学ぶのか。そう毎日4歳の次男が読んでいる絵本から学べる。たしかに、絵本は、絵とテキストだけが、何をいれて、何をいれないか。はっきりしている。「バスの行き先を提示せよ」行先のないバスに乗りたい人は誰もいない。行き先があってこそ、乗るものだ。セミナーでも本でも行き先が提示されていないと、どこに行き着くのかわからなければ、ストレスがたまり、不安も高まる。自分のセミナーでも行き先は提示できていたのか。読みながら自分の行動を改めて考えさせてくれる本だ。意外にも分厚い割には読みやすい。一気に読める。もう2回読んでいる。著者の一文、一文に読者に対しての思いやりが感じられる。著者は、私と同じ年代の方。世の中にすごい人がいるものだ。

もう一度、著者が編集された「嫌われる勇気」を読みたくなった。売れる本には、いい編集者がついている。この仮説は間違いがと思う。

 

 

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