人生を変えた本

こんにちは。

本を読んで人生が変わった経験ありますでしょうか。今48歳、振り返ると、「これだー」と断言できる本があります。1985年に出版された「日本の川を旅をする」これです。社会人2年目ぐらいに出会いました。冒険家の野田知佑さんがカヤックで川下りをする様子が日記調がつづられています。そのトップバッターが北海道の清流釧路川です。源流部は、屈斜路湖から流れ出します。この川を8日かけて下るのです。そんな冒険心をくすぐる話がでてきて夢中で読みました。いつかは、釧路川源流部を下りたい。そう思うようになりました。その当時、カヤックも乗ったことがありません。目標が決まると人間は、変わります。カヤックデビューは、茨城県の那珂川です。10キロ下った経験が自信となりました。そのあと、静岡県天竜川、秋田県雄物川、奥多摩湖など経験値を踏んで、北海道釧路川に万を持して向かいました。釧路湿原に車を停めて電車で屈斜路湖の和琴半島のキャンプに移動します。ここは、24時間無料の極上露天風呂があります。さすがにガイドなしは不安だったので、安定感のあるダッキー(ゴムボート)で下りました。水底の魚が見える。2日間も左右の道路を見ることはありません。時折、のどかな牛の鳴き声と新緑に囲まれて、日本にいることを忘れます。いや、日本だからこその景色かもしれません。

川下りに魅力に取りつかれ、いつかは、北海道で住んでみたいと思うようになりました。当時はバリバリの東京でスーツをまとう平凡なサラリーマン。異空間の世界にあこがれて辞める人なんていません。この本に出会っていなかったら北海道に間違いなく移住していませんでした。しかし、出会ってしまったのです。28歳に脱サラして、北海道移住を決意したのです。当時は、釧路川源流部近くの屈斜路湖界隈、弟子屈町あたりを移住先に検討したのです。永住となると少し寂しいのです。自然が濃すぎるのです。露天風呂に入っていると平気で鹿が横切る環境です。そこで、いろいろ北海道中、移動し出会った街が、日本の川で旅をするの二つ目の川として紹介されている尻別川のニセコです。ここは、千歳空港からも札幌からも約2時間車で行けます。国際スキー場としてすでに世界的な知名度があり、都会の空気も感じられながら大自然で住めるイメージをもったのです。自分の住むところは、ニセコだ!全くの直感です。こうして、本に出会ってから4年で移住をしました。この本を読んで人生が変わっていないとは言えないですよね。すっかりサラリーマン生活からアウトドアマンに変身したのです。移住してから数年で、貴重なご縁があり、ニセコアンヌプリスキー場で飲食店を経営することができました。この話は別の機会にしたいと思います。

今年の夏休みは、家族で多摩川上流部からラフティングを楽しみました。小学校4年の長男も川下りの楽しさを実感してくれたようです。もうすでに、小2で釧路川をカヌーで川下りしている贅沢ものです。これも本のおかげだろうか。とにかく、川を流れて両岸の自然に囲まれていると幸せな気持ちになれることは確信を持って言えます。

次は、長男と群馬県水上川をラフティングで下る。最終ゴールは、徳島県の吉野川です。ここは、日本屈指の激流の大歩危小歩危があります。ここを下るまでは私の川の旅は終わりません。高知県の四万十川も下りたいと川の一つ。本のもつエネルギーを改めて感じます。人生を一変させてくれるエネルギーに会いたいので本屋めぐりはやめられません。人生を一変はもういいので、常に自分を成長させてくれる刺激を与えてくれる本は追い続けていきたいと思います。

今日の写真は、中央線御嶽駅手前の橋から撮った多摩川です。夏のラフティングはサイコーです。

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