離島で家族信託

おはようございます。

今日は、家族信託の最前線にて書いております。認知症とお金の問題を解決する専門家横手です。羽田空港から2時間、離島まで40分、飛行機時間を見れば大したことありませんが待ち時間も入れると約6時間です。遠方で田舎に行けば行くほど、私はなぜかテンションが上がるのはなぜでしょうか。(田舎暮らしに憧れてニセコに行った名残があるのかも。。)

相談者45歳会社員は、東京にお住まいです。ご両親70代は、離島に住んでいらっしゃいますが、それぞれ持病を抱えていらっしゃいます。認知症が発症すると介護施設に入らなくてはいけない可能性。長男と長女の拠点は東京、実家に戻って自宅介護の選択は難しい状態でした。

介護認定を受けるのも書類取りやら市役所周りで一苦労です。それにお金の問題が出てきて、銀行に連れて行くのも介護タクシーを呼んだり、銀行での振り込みのて続きも1日かがりです。一つの銀行にまとまった金額があれば、負担も減りますが、大概3つ以上の金融機関を持っているケースが多い。それに加えて、定期預金になっているケースが70代、80代の方の特徴です。(利子はスズメの涙ほどですが。。)定期預金は、窓口で、本人が行かないと解約はできません。まだ普通預金であれば、キャッシュカードと暗唱番号があれば、引き下ろしはできます。

無事手続きは昨日終えて、お父様もスッキリされた様子が印象的でした。またそのあと長男の感想として嬉しいコメントがありました

「横手さんの本に書いてあった通り、家族信託をすると家族の絆は深まりますね」

そうなんです。家族信託は家族の協力理解なしではできません。家族との会話なくして家族信託はできません。ネットに入力してポンとできあがるものではないのです。会話が一番重要です。家族の理解として、細かいところでは、住民票を取得頂いたり、普段お願いしないことを家族同士で協力し合いながら手続きを進めていきます。

時には、家族の思いもよらない感情が出てきて少し戸惑うこともあるかもしれません。しかし、そもそも家族信託の目的はなんだろうか。お母さん、お父さんの病気を早く治して、最大限のサポートを気持ちだけでなく、お金の面でもスムーズにさせることだと理解すれば、家族の絆はぐっと深まり一枚岩に自然となっていきます。今までどんな時でも愛情を注いでくれた両親を最後までサポートするのは子供としては当然の義務だと思います。そうでない人もいるかもしれませんが。。

離島で信託シリーズはまた次回お話ししますね。とにかく、離島に来て感じることは日本全国に認知症発症リスクを抱えている人いるということ。たまたま長男さんがアマゾンで私の本を購入頂き、会社にご連絡を頂きました。私の故郷も鹿児島という縁をネットがつないでくれました。今回は、家族信託という画期的なお金の予防治療法で解決できましたが、情報がない人はお金の凍結で苦労する人がたくさんいるということです。

さて3月に入り、家族信託の最前線は忙しくなりそうです。

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