高齢になると襲い掛かる敵

こんにちは

認知症とお金の問題をすっきり解決する専門家の横手です。

先日、家族信託の相談で、東京在住54歳の方とお会いしました。お母様は、83歳で、数年で、約6000万を失いました。そして、今弁護士を通じて訴訟準備中です。

お父様は、5年ほど前に他界されました。お母様は、若い頃苦労したこともあり、お金に執着があり、とても堅実にしているタイプとのことでした。ご自身は、仕事が忙しかったこともあり、なかなか静岡の実家に帰れない日々が続いていました。電話で話しをしてもぼけていると感じことはありません。

敵は、もう日中お母様のところに直接自宅に上がり、コトは、起きていたのです。50代ぐらいの女性営業マンが、顔を出すようになったのは数年前との事。部屋に上がり、お茶を飲む仲になりました。いつからか、その方の事をお友達と言うようになりました。まだボケてはいない。お金に執着している母親だから大丈夫だと心配していませんでした。

父親が亡くなった時は、全て母に相続しました。遺族年金もあり、10年分の介護費用は十分残っていると思っていました。親にお金の話をするのは勇気がいります。腰を悪くして、急遽、母親が入院することになりました。お金が必要になりました。自分で銀行に行くことができません。長男が銀行の窓口に行くことになり、通帳の残高をみて驚愕の事実を知ることになります。定期的にお金が引き下ろされておりました。数年で約6000万という額になりました。

どうやら、出入りしていた女性営業マンの巧みな話術にはまり、カンボジア投資やら、食品投資やらで、出資していたのです。お母様としては、信頼していた営業マン(うその友達)の話だからこそ、お金が増えて戻ってくると信じていました。一回あたり平均して60万ぐらい出資していました。2週間の一回の割合で出資(詐欺)にあっていました。投資会社は、都内複数のところにあり、今弁護士を通じて回収をしようとしています。

お母様は、要介護認定をうけておりません。認知症の診断も受けたことがないとのことでした。長男は、もうお金が回収できる見込みはないと言います。いざ介護がスタートをすれば、介護費用、医療費が必要になります。現金は、もう150万円しかありません。実家を売却するしかありません。長男は、自分が介護離職にならないために、家族信託を検討しています。

オレオレ詐欺ではありません。しかし、6000万というお金が消えてしまいました。もう敵は現れることはありません。高齢になるといろいろな敵がいることがわかります。

高齢な親が敵に出会っても、財産が無くならない仕組みを作っておかなければいけません。明日は我が身です。